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それでも経営者と結婚したいあなたへ

不況が長引く日本経済。誰もが豊かな生活に憧れるのは良くわかります。何不自由なく暮らせ、良質な食事に上品な趣味、高級品にも囲まれる。そんな暮らしを実現してくれるパートナーとの結婚は、女性にとっての夢でしょう。

当然それを実現してくれる相手は高収入の男性に限られます。医師や弁護士、外銀や外コン等々候補の職業はありますが、やはり筆頭は経営者でしょう。事業が成功を収めれば、その収入は青天井。年収数千万はおろか、数億も可能になります。

しかし「結婚に向かない男性の特徴」で述べたとおり、経営者は実は結婚には向きません。それでも『経営者を射止めたい!』というあなた!今回はそんな女性のために書いてみます。

あなたはナンバーワンでなく、いつでも後回しでいいですか?

この答えがYesなら、経営者の妻になれる素養はかなりあります。「えええ!?冗談じゃない!」そう思ったあなた。正解です(笑)。その方が正常ですよ。

「流行りのレストランの顔馴染みになって。月に数回は旅行して、そのうち1回は海外!ブランド品も欲しいかな。そんな生活をしばらくしたら子供が生まれて、二人で仲良く子育てしたい…」。はっきり言っておきますね。「そんなのは幻想ですよ」。気持ちはわかりますけどね。

こと高収入な男性、特に経営者に限ってはあなたの淡い理想は実現しません。浮気云々ではなく、彼らは何よりもまず仕事と結婚しているんです。いつだってあなたや家庭のことは後回しです。それを覚悟しなくてはなりません。

忙しければのんびり旅行なんて行けるわけがありません。大切な仕事が急に入れば、あなたとの約束はドタキャンするのも日常茶飯事。それは家庭を持っても変わりません。人生の勝負を賭けている事業があれば、妻も子供も顧みず没頭せざるを得ない。文句を言っても聞く耳も持ちません。そこまでやらないと成功しないんですね。それがリアルな経営者です。

とてつもないストレス

ひどい!ふざけるな!」と思われるでしょうね。それも正常です(笑)。でも、あなたは自分以外の多くの人間(例えば従業員)の収入を担保した経験があるでしょうか?融資や資金調達の件で銀行や投資家から詰められたことはありますか?

まあないですよね。いや、ないのがダメだと言ってるんじゃないんです。そもそもそんな経験普通はしません。しかし、経営者という人種は日々これらのプレッシャーにさらされているんです。

売上が落ちれば必死に回復に努め、資金繰りが悪化すればノイローゼ。重度の鬱病なんて当たり前。有能な従業員が辞めると言えば必死に引き留めなくてはならない。会社規模が大きくなれば、社内外問わず、人間関係の軋轢も絶えません。精神安定剤を飲みながら仕事をする経営者も普通にいますし、疲れ方もサラリーマンとは明らかに異質です。

経営者の夫が不調な時に耐えられるか?

経営者の夫が不調な時に耐えられるか?

事業が好調なら良いかもしれませんが、いつでも好調ということはあり得ません。不調の波は必ずやってくる。妻になれば、いつかはそのタイミングに遭遇せざるを得ません。

そんな時、あなたの希望は通りません。家にいてほしい、二人だけの時間を、子供の世話を…女性として至極当たり前に見える要望も、下手をすれば怒号とともにはねのけられるでしょう。それなのに飲みにも出掛け(仕事上の接待もありますが)、下手をすれば他の女性とも関係を持ってくる。

あなたが仕事をしていたり、あるいは専業主婦であっても家事を頑張っていたら、「私だって大変だ」と言いたくなるでしょう。しかし、それは止めた方が得策です。軽んじているわけではありませんが、扱う金額と背負う責任の量が違いすぎます。口に出すか出さないかはあるにせよ、「お前に何がわかる」と思われ、ほとんど相手にされません。育児も当然ワンオペを覚悟しましょう(ただしベビーシッター等は使い放題かもしれませんが)。

・・・どうです?ほとんど隷属じゃないですか?

もちろん前述のとおり、事業が絶好調なら良いのです。あなたの欲しいもの、生活、全てが手に入るでしょう。しかし、それが暗転する可能性も常にあります。経営者との結婚はいわば株の信用取引のようなもので、上手くいけば大きな豊かさを手に入れられますが、失敗すれば人生の大損となります。

・・・どうです?それでも経営者と結婚したいですか?

経営者の端くれとして言いますが、止めた方がいいですよ(笑)

一般的な女性はこういう状況にほぼ耐えられません。いや、耐えられないのが普通です。メディアでは成功した経営者の豪華な生活が取り上げられがちですが、これも視聴者を意識して編集されたもの。暗部は表に出ないのです。絶対にきらびやかな部分だけを見て「経営者と結婚したら私も贅沢三昧でハッピー!」なんて考えないように。基本的に今の一般的な女性は、ごく一般的な男性と結婚するのをオススメします。

ではどういった女性が経営者の妻に向くのか?

ではどういった女性が経営者の妻に向くのか?

メディアでは、内助の功があり、家庭的で家のことは完璧とか、逆にバリバリ稼ぐ女性などが取り上げられますが、あんなのは嘘(笑)。まあ完全に嘘とも言い切れませんが、「結婚に向かない男性の特徴」でも述べたとおり、高収入な男性ならば、基本的に家事は外注が可能ですし、そもそも相手の収入には期待していません。

一言でいうと、経営者の妻には「変わったタイプ」が多いです。抽象的な言い方ですが、とにかく世にあふれる婚活女子とは全然違う。あと、メンタルが良くも悪くも強い。夫が仕事だろうが浮気だろうが、家に帰らなくてもさほど気にする様子もありません。もちろん内心は気にしている方もいるかと思いますが、表には出しません。むしろ「頑張って稼いで来いよ」くらいの勢いです。たくましいですね(笑)

こういう話をすると、「きっと彼のことが大好きなんですね!」と言われることも多いのですが、ちょっと違う。そんなに浅くありません。大好きなのは良いことですし、惚れているのは真実でしょう。でももっとドラスティックに考えていて、懐が深い。「自分たちの豊かな生活を守っているのはこの人だから応援はする。でも、だから何やってもいいけど死ぬほど頑張ってね」というスタンスを平然と持っています。

ちなみに「彼のことが大好きだから多少の苦労は耐えられる!」というタイプの女性は思い留まりましょう。それはいつか必ず破綻します。あなたが耐えられるのはあくまでも「多少」であり、あなたの価値観における忍耐でしかありません。それをゆうに超える忍耐となったら、あなたが耐えることはできなくなるんです。

だいぶ年上の先輩経営者の奥様が「妻は鵜飼い、夫は鵜。とびきり美味しい餌を与え、良い寝床を用意して、上手く操って最高の漁をさせるのが妻の役割」とおっしゃっていました。驚くことに、普段めちゃくちゃ怖いその先輩経営者はそれを心地良さそうに笑いながら聞いていました。もちろんもうご年配で達観されていたり、奥様だってたくさん苦労もされたことでしょう。しかし、お二人には得も言われぬ空気感、阿吽の呼吸があり、そこはかとなく強い信頼関係を感じました。

また、別の若手経営者の奥様は、旦那さんの破天荒な日常をブログにし、他の女性との関係まで赤裸々に語り、とてつもないPVを稼いでいました。本人はあっけらかんとしたもので、完全にネタとして面白がって書いている。ブログの広告収入も相当なものですが、お金には全く執着がない。そもそも旦那さんの収入が億単位なのでどうでもいいのでしょうが(笑)

結婚の捉え方が普通の女性とは異なる

結婚の捉え方が普通の女性とは異なる

夫になる人に対して、求める学歴や収入はこれくらい、子供は何人、どこに住もうか、どんな暮らしがしたいか等々…普通の婚活女子がこれらのことを考えるのはよくわかります。しかし、実際の経営者の妻たちは、全く別次元でパートナーを捉えている印象があります。自分の利害だけで夫を選ぶわけではなく、かといってただ好意だけでもなく…なのにしっかりと自分の人生設計も見据えており、夫への愛情も併せ持っている。そんな女性だから高収入な経営者に見初められるのかもしれません。

あと、余談ですが、経営者の妻は案外贅沢をしません。もう少し正確に言うと無駄な贅沢をしないと言った方が適切でしょうか。これは夫もそうですが、経営者というのはケチではないものの、費用対効果は常に見ています。ですので、本当に必要なものや自分たちの人生を豊かにしてくれるものに出費は惜しみませんが、そうでないものには投資はしません。経営者の妻も同様で、例えばブランド物三昧というような方はさほどおらず、自分にとってあまり価値がないと思うものについては特にお金をかけないという方も多いです。

まだ経営者と結婚したいですか?

いかがだったでしょうか?少なくとも社長との結婚なんて、世間のイメージほど良いものではないということはご理解いただけたでしょう。

経営者の妻になる女性には様々なタイプがいます。美人は多い方だと思いますが、絶世の美女ばかりということはありません。金遣いが荒いタイプもさほどいません。やはりどんなにお金持ちでも、金銭感覚はしっかりした女性が多いです。

精神的にも自立しており、収入は夫によるところが多いですが、それを過度にあてにしている風でもありません。感情面でも底の浅い恋愛感情ではなく、タフさやしたたかさも持ち合わせています。そうでなければ半ば猛獣のような経営者と一緒には暮らせないのでしょう。

再度言いますが、経営者は結婚には向きません。そしてあなたがごく普通の結婚生活を望むなら、相手に選ぶべきではありません。しかし不幸にして(?)あなたの好きになった方が経営者であり、あなた自身が奴隷になろうが二号になろうがそんなのに興味はないと思える稀有な女性ならば、結婚しても良いかもしれません。人生は大ギャンブルになりますが、一攫千金もあり得ますよ!

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