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結婚・婚活で30代女性が相手にされず苦戦する理由

社会人になって10年近く。人生経験を積み、職場でも責任ある地位を任されるようになってきた30代女性。良い趣味もあり、流行りのスポットも知り尽くし、仕事もプライベートも絶好調!…と言いたいのに、なぜかプライベートだけはパッとしないという方はいらっしゃいませんか?

もう何年も彼氏がいない…。あるいは彼氏はいたのに結婚を考えていたらいきなりの別れを告げられた…。なのに、涙を克服して前を見ようと気持ちを新たにした途端、その彼氏が若い女とあっさり結婚しているのをSNSで知る…。「私の●●年を返して!」と言いたい気持ちはよくわかりますが、間違ってもストーカーになったり、Twitterで呪詛を書き連ねるのは止めましょう。

大人の女性ならば、まずは冷静に状況を把握するのが大切です。何よりこんな悲劇に会わないように、もっと前から対策を練っておきましょう。

市場価値の下落と自己評価とのギャップ

市場価値の下落と自己評価とのギャップ

なぜこんな悲劇が起こるのでしょうか?端的に言うと、30代女性は自分自身の評価と、男性からの評価とのギャップを理解していないことが原因です。これは皮肉にも、仕事も余暇も充実している30代女性ほど気付きません。

男性から好みの異性として意識される度合いは、恋愛・婚活市場における女性としての市場価値と言っても良いものです。そして古今東西、いつの時代も男性は若い女性を追い求めてしまう愚かな生き物…。公私ともに充実していればこそ、「私は歳を重ねてイケてる女性になってきてる!」と思いがちですが、あなたの若さは確実に失われています。小じわや肌のたるみが気になる、メイクのりが悪くなってきた、体力がなくなってきた、若い頃ほどチヤホヤされない、合コンに呼ばれなくなってきた等々…そんな経験はありませんか?

男性は、女性のネイルの変化には気付けませんが、外観全体の変化には案外敏感です。さらに新入社員で若い女性は入ってきますし、取引先や街に出かければ同じく若い女性を目にする機会も多く、常に競合相手である彼女たちと脳内比較されます。「社内の華のA子さん、以前は素敵だったけど、最近なんか疲れてきたかな」…残念ながら、年齢とともに女性としての市場価値は低下していくのです。

30代女性はコストが高い、自分の世界ができ上っている、そして、重い

そして男から見ると、30代女性は相手をするのがなかなか大変な存在でもあります。

まず、30代の女性となれば様々な経験もしている分、男性からするとデートプランもかなり考えなくてはなりません。食事に行くなら多少なりとも名の知れたお店をチョイスしなくてはならない、旅行に行くなら良い宿を手配、プレゼントだって年齢に応じた高級なものが必要です。つまり、付き合うには結構コストがかかります。

30代女性はコストが高い、自分の世界ができ上っている、そして、重い

また、仕事も頑張りつつ、自分の時間も充実している女性ならば、ライフスタイルや人生に対するスタンスがある程度確立しています。一見素敵な女性のように見えますが、反面自分の価値観が強固にもなっており、それに合わない男性を認められなくなってきます。男性の不甲斐なさが気になり、「あなたそれはちょっと違うんじゃない?」などと言ってしまったことはありませんか?

さらに30代という年齢は結婚を強く意識する頃なので、付き合う≒結婚という図式を、若い頃よりも鮮明に描いています。ところが周囲の同年代の男性は、これからますます仕事を頑張りたい時期だったり、まだまだ遊びたい盛り。全ての交際を遊びで済ませたいわけではなくとも、30代女性を相手にする場合、純粋に恋愛を楽しむよりも「この人と付き合うなら結婚を視野に入れないといけないのかな…」と考えやすい。つまり、付き合うには相応の覚悟が必要となり、重たく感じるんですね。

だが、あなたの結婚・婚活市場価値は落ちている

もちろん、「そんな男は結婚相手に選ばないわ!私にはもっとふさわしい男がいる!」と思えるたくましい女性なら構いません。しかし、一つ見落としてはいけないポイントがあります。前述のとおり、若い競合相手が年々出現し続け、加齢とともにあなたの女性としての市場価値は落ちていくのです。ここを見誤ると負のスパイラルが待っています。

仕事を頑張るから収入も地位も手に入れ、余暇も良い趣味があってエンジョイできている。素敵なことですが、こんな30代女性ほど自分の生き方に自信を持っており、目も肥えてきます。そうなると、そう簡単に安値で自分を売りたくない…つまり相応の結婚相手を求めるようにもなってくるんですね。

「きっとそんな私を理解してくれる素敵な男性がいる!」。そう思うのはもちろん自由ですが、その人が目の前に現れるかどうかは別問題です。何より「素敵な男性」に対しては競合相手がたくさんいることも無視してはいけません。あなたと出会い、あなたが選ばれるまでにさらに時間が必要で、その間もあなたの結婚・婚活市場での価値は下落し続けてしまいます。「いつかは素敵な出会いがある」…ただそう願うだけでは、自分で正確な価値判断ができず、損切りできないダメな投資家と一緒です。人生で大損をしないためにも、それを忘れてはいけません。

カワイイは作れる、若さは作れない

これを言ったのは友人の博報堂マンなのですが、「えげつないことをサラッと言うもんだな」と思いました。元ネタ「カワイイはつくれる」は10年以上前の花王CMのコピーライトです。

外見はメイクで何とかなっても、残念ながら肉体は歳を取る。これは紛れもない事実です。そして男は若い女が好き。これもまた残念ながら真実です。

男はいつの時代も若い女性に弱いバカな生き物だというのは重ねて認めます。しかし真面目な話、結婚したら子供が欲しいと思う男性は多いですから、できれば問題なく出産、子育てをしたいというのは嘘ではありません。

以前、歌手の倖田來未さんが35歳になると羊水が云々と発言して大炎上しましたが、たしかに歳を取るにつれ、肉体の劣化に伴う出産のリスクも上がるのは真実。そうでなくても、例えばなかなか妊娠せず不妊治療となれば、肉体的な苦痛も多いうえに、人工授精や体外受精など保険適用外のものも多く、莫大な費用がかかります。数百万円はザラですし、1千万円以上かかった知人もいます。これはそう簡単に負担できるものではありません。

さらに無事妊娠しても、胎児の先天的な病気のリスクも若い女性よりは断然高く、出産後は体力的に大変な子育ても待っている。こうなると、20代の若く健康な女性の方が圧倒的にアドバンテージがあるということは、いくら男がバカでも分かっています。

若さを武器にする20代女子という進撃の巨人

若さを武器にする20代女子という進撃の巨人

そして何より、年々出現する、20代女子という強敵を忘れてはいけません。「小娘なんて敵じゃない!私の方が経験値があるんだから」。いえいえ、そんな過信は絶対やめてください。彼女たちの戦闘力は巨人級です。

まず何より、彼女たちは若い。あなたから年々奪われる若さという武器を存分に使い、様々な攻撃を仕掛けてきます。30代女性ともなると、相応の男を選り好みするようになる分、恋愛に対してはかなり慎重にもなります。しかし若い20代女子はこれ!と思う男性ならどんどん積極的にアプローチします。もちろん人による部分はあるにせよ、彼女たちはまだまだ選択の余地と時間があるので、仮にダメ男に引っかかっても次を狙えばいいこと。セックスを武器にすることだって厭いません。

そして男も肉体関係ができてしまえば弱いものです。それじゃ単なるセフレにされるんじゃ…と思うでしょうか。しかし、気位が高くてセックスもしていない年齢がある程度いった女性と、若くて肉体関係がある女性と、男はどちらを頻繁にデートに誘うと思いますか?単純接触回数が多くなるのは有利ですし、もし本当に単なるセフレになりそうなら、上述のとおり、止めて次に行けば良いことです。

また、20代女子は30代女性よりはコストがかかりません。まだ様々な経験をしていない分、ちょっと気の利いたレストランでも喜びますし、少し良いホテルに泊まるのも一大レジャー。プレゼントも超高級なブランド品以外喜ばないなんてこともありません。

20代女子の最大の武器

しかし実は彼女たちの最大の武器は別のところにあります。それは、現代におけるサバイバル術を理解したうえで行動しているということです。言うなれば計算づくで動いている。

もう少し解説しましょう。20代女子はそもそも日本経済が豊かな時代を知りません。よほど能力が高い才女や実家が大金持ちのお嬢様でもない限り、彼女たちは単独で生きていくのはなかなか難しい世の中であることを熟知しています。そして先輩である30代女性たちの不遇もよく理解しています。管理職になったら激務になること、婚期を逃しやすいこと、子供を持つのが大変なこと。

「上手く生きていけるのかな?好きな人と結婚もしたいし子供も欲しいし…」。女性として当然の要求を、この不安定な社会でどうやって実現するか?常に考えさせられてきた世代なのです。

20代女子の最大の武器は、現代におけるサバイバル術を理解したうえで行動していること

結果として、様々な調査でも明らかなとおり、20代女子たちは基本的に高望みをせず、安定志向になりました。共働きでないと生きていけないこともわかっているので、高給取りでハイスペックな男性と出会えたらラッキーですが、彼らだけをターゲットにすることもしません。そこそこのスペックの男性なら合格点と見ます。自己分析もできているので、「自分のルックスや能力、環境なら、これくらいのパートナーが良い落としどころ」というのも肌感覚で知っています。

先達を見て、若さというリソースが永遠でないことも理解しているので、自分がいつまで市場価値を保てるか、また売り時はいつか、30代女性よりもはるかに考えながら育ってきているのです。だから、これぞという男性には積極的にアプローチしていき、成果をモノにする子も多いんですね。

彼女たちをしたたかで気に入らないと思う30代女性もいることでしょう。しかし、最適な売り時を見極めて高値で利確する賢い投資家のように、20代女子は冷静に自分と市場とを分析しているのです。

女子会は止めた方がいい?

そんな20代女子たちを冷ややかに見るように、よくホテルのテラスなどで30代と思しき女性たちが「私たち仕事もプライベートも頑張ってるよね」感満載でいわゆる女子会をやっていますが、正直おすすめできません。インスタへの投稿は怠らず「仕事が大変で…、あの男がダメこの男がダメ…」とか熱弁されても、大変そうだなあという憐れみくらいしか感じられないのが男性の本音です。そんな暇があったら、若さを武器にする20代女子と戦うためのアジェンダを揃え、テラスではなくホテルのセミナールームで会議をした方がいいでしょう。

何より、結婚していない同じ30代女性とともに理解を深め合うと、居心地は良いかもしれませんが、今の自分をただ肯定してしまうだけで改善がありません。これが問題です。先述のとおり、その時間が長くなるほどに、結婚・婚活市場での価値は下落してしまいます。気付いたら女性として相手にされなくなる歳になってしまった…というカタストロフィだけは避けましょう。正しく女子会は「女死会」なんじゃないかと思うほどです。

では30代女性はどうやって結婚戦略を練るか

では30代女性はどうやって結婚戦略を練るか

間違っても自分磨きとかに走らないようにしてください(笑)。そしてメディアにも踊らされないように。何度も言いますが、メディアも商売です。英会話を始めた、ワインが好きでソムリエの資格を取ろうとしている等々…立派ですが、それは英会話やソムリエ協会のスポンサーがあるゆえの告知ですよ。「健康維持のためにヨガを始めたんです!」などと言われても、男性はどう反応して良いか困ってしまいます。

以前、ホリエモンこと堀江貴文さんが、女性からの「どうやったらモテるでしょうか」という質問に対して、「ヤリ○ンになったらいい」と回答していました。30代女性は猛烈に拒絶反応を示しそうな答えですが、堀江さんは何でもスパッと言い切ってしまう切れ者。もう少しかみ砕いて言うなら、好きな相手ならセックスも厭わず積極的にアプローチせよということでしょう。

前述のとおり、20代女子は若さを武器にセックスも厭わず男性にアプローチします。あなたがそうしないならアドバンテージも取れません。さらに20代女性の若い肉体以上のバリューを提供しなくてはならない。真面目な話、男性が夢中になるセックステクニックもあるに越したことはないんです。

30代女性の一番の結婚障壁は自分自身

「冗談じゃない!」と思われたでしょうか。しかし、競合を分析し、それを上回る価値を提供し、市場で勝とうとするのはビジネスでも同じです。

実は30代女性が結婚をしたいと思う際、一番の障壁となるのは自分の経験から培われた価値観なのではないでしょうか。人生や物事に対する自分ならではのスタンスが確立しているのは素晴らしいことです。しかし、いつでも時代は変化しているんです。

結婚はこうでなくてはならない、相手に求めるスペックはこうでないとダメ、自分の人生はこうあって欲しい」。それだけを追いかけても、時代にそぐわないことは十分あり得ます。そんな意思表示だけを強く打ち出されても、男性としては食傷気味になってしまうでしょう。

色々と辛辣なことも書きましたが、30代女性は時代の被害を一番被った世代だとも思うのです。「男性と同じく仕事を頑張れ!さらに家事も子育ても頑張って輝く女性に!」。そう言われて頑張ったものの、これはあまりに無茶な話で、結婚も出産も後回しにした女性たちも多いことでしょう。出生率が下がるのは当たり前です。「こんなに頑張ったのに報われない」…そう思う30代女性は多々いるのではないでしょうか。

こだわりを全て捨てて、男性と向き合ってみてはいかがでしょう?きっと違う発見があるはずです

ですから、一度そういったこだわりを全て捨てて、男性と向き合ってみてはいかがでしょう?きっと違う発見があるはずです。

チェーンの居酒屋でデートはないかもしれませんが、ちょっと良いビストロ程度なら喜んであげる。仕事の悩みをダメ出しせずにただ聞いてあげる。好きな相手なら積極的にアプローチする。色々と改善策はあるはずです。

そんな策略めいたことはしたくない?…いいんですよ、所詮男はおバカさんなんですから(笑)

男性をただ冷徹に判断するのではなく、上手くコントロールして、賢い戦略を立てて望む成果をゲットしてください。 それが真の大人の女性というものです。

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